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さしはた牧場

 

海の近く、”のんびり”牧場

岩泉町の小本地区、海沿いから旧45号を北へ10分ほど進むと、だんだんとのどかな風景が広がっていきます。

そのなかにあるのが「さしはた牧場」。三陸の海のほど近くで、乳牛の飼育と乳製品の加工をおこなっています。

ここで飼育しているのは乳牛としてポピュラーなホルスタイン種ではなく、ジャージー種。日本においては大変貴重な種です。
ジャージー種はホルスタイン種と比べると体格が小さく、牛乳の量も少ないのですが、その反面、栄養価が高く、とても濃厚な牛乳がとれることで知られています。こちらではそのジャージー牛を17頭ほど飼育しています。

 

このジャージー牛の牛乳を更に美味しくするこだわりの飼育方法が、24時間完全自然放牧。広い牧草地でのんびりとストレスなく育った牛からはとても美味しい牛乳が取れます。

 

さらにさらに、ここだけの特徴がもう一つあります。それが、海から近いことで得られる、「海のミネラル」。海側から吹く風が海水を牧場へ運び、牧草が海水を吸収します。その牧草を牛が食べることで、海水のミネラルを吸収します。その結果、牛からとれる牛乳には海のミネラルが。ホルスタイン種とも、内陸のジャージー種とも違う美味しさの牛乳になるのです。

 

こちらの牧場主は差畑忠司さん。前職はサラリーマンでしたが、10年ほど前のある日、知り合いの農家さんからジャージー牛を手放そうと思っていると聞き、一度見に行ってみたところその可愛さに一目惚れしてしまいました。そしてそのままジャージー牛を引き取り脱サラして牧場を始めてしまったそうです。それ以来ほとんどおひとりで牧場を経営されています。なんと牛舎や工房まで自分で手掛けるこだわりっぷり。廃棄されたものや、震災で取り壊されたものをもらい、驚くほどの低コストで施設を作られています。

 

 

鮮度にこだわる絶品チーズ&ヨーグルト

さしはた牧場では牛乳の生産・出荷だけでなく、チーズとヨーグルトの製造も行っています。
チーズはモッツァレラチーズ。みずみずしく弾力のある歯ごたえと、ジャージー牛ならではのミルクの味が口いっぱいに広がります。クセもなく、そのままでも十分においしいのですが、料理にするならオススメはカプレーゼ。ワインと抜群の相性を発揮します。
ヨーグルトはとても濃厚でクリーミー。甘さ控えめでレアチーズケーキのような食感です。可愛らしいビンも要チェックポイントです。
差畑さんがチーズとヨーグルトを作るうえで一番のこだわりポイントは、スピード。チーズとヨーグルトは早朝に搾った生乳を牧場内の工房で加工・製造し、その日のうちに出荷しています。とれたてのミルクの味をしっかり閉じ込めて、新鮮なうちにお客さんのもとにわたるように心がけているそうです。そうやって届けられた商品をお客さんが食べて、おいしいと言ってくれること。それが一番のやりがいだと差畑さんはおっしゃいました。

 

若い世代が酪農という世界をなかなか選ばなくなり、酪農家が減少しつつある現代において、差畑さんは自分のできる範囲でのんびりと牧場を運営し、世の中に確かな品質のものを届けています。
岩泉の自然とジャージー牛、そして”のんびり”が作るチーズとヨーグルト。ぜひ一度ご賞味ください。きっとあなたにも”のんびり”が伝わります。

 

インフォメーション

名称 さしはた牧場
住所 岩手県下閉伊郡岩泉町小本字大牛内92-2
電話番号 0194-28-3448

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